Bericht

2017/05/24 | ニュース

「我々は勇気を示さなくてはならない(Robert Schäfer会長)」

今シーズンの総括と、来シーズンの展望について。

2016/17シーズンが終了したが、今週火曜日の昼にフォルトゥナのRobert Schäfer会長が記者会見を開き、今シーズンについての総括と、来シーズンに向けての展望について言及した。

Robert Schäfer会長

終了したシーズンについて:

いくつかの目標を持って今シーズンを戦い、そしてその中の多くを達成することができた。我々はチームとファン、そして街のアイデンティティを高め、そして可能な限り若い選手たちを起用し、価値を高めながら、パフォーマンスとしても安定したものを披露することを目指していた。今シーズンは、昨シーズンよりも確実に多くの得点を挙げ、そして多くの勝ち点を獲得することができた。トップチームはもちろん、U23チーム、U19チームも残留を決め、U17チーム、U15チームも残留確定まであと1歩のところまできている。

しかし我々は、降格を免れることを目標としているわけではなく、そういう意味ではまだまだ目標を達成したわけではない。シーズン途中では残留争いに巻き込まれてしまったが、それは我々の中に継続性と勝ち抜く力というものが不足していたからだ。最終的には納得のいく順位で終わることができたが、その道は非常に険しかった。

 

若い選手たちの起用について:

今シーズンは5選手を自クラブのアカデミーチームからトップチームに昇格させた。またチームの主力の中で、5選手は23歳以下であった。このことから見るに。我々が目指していた部分は達成できたと思ってる。もちろんまだまだ彼らには継続性などが不足しており、それも起因して難しい時期を過ごすこともあった。

そんな選手たちの中でも特に、フォルトゥナアカデミー出身で、そしてチームの主力に成長したIhlas Bebouは、素晴らしいシーズンを送ってくれた。だからこそ我々はこのオフに入ってすぐに、彼に対して更なる契約延長のオファーをさせてもらった。

 

Friedhelm Funkel監督とそのチームスタッフについて:

常に監督とそのチームスタッフを信じてきたが、それは非常に重要なことで、そしてそれは正しかった。そして彼らもまた我々同様にこちらを信用して仕事をしてくれた。事実として多くの批判に晒されるような時期もあったが、それでも選手たちに対しても誠意を持って接し続けてくれ、選手たちの重要性を説き続けてくれた。監督スタッフと選手たちの信用関係はしっかりと保たれていたし、それを我々も常に確認しながらシーズンを戦ってきた。その信頼関係が、この成果を生んだと思っている。

 

今シーズンでクラブを去る選手たちについて:

我々はファンらと共に今シーズンでチームを去る選手たちとの別れをすることができなかったが、それは最終戦のAue戦に100%集中するためだった。その前後に別のことを考えないためにも、この決断を下すこととなったが、クラブとしては、シーズン終了後にスタッフ一同で彼らに感謝し、そして別れを告げた。その中でRouwen Henningsについては彼の代理人とやり取りを進めている。どういった可能性があり、現実的なのかを審査している段階だ。

 

今シーズンから学んだことは:

Würzburg戦のあとに、我々は様々なことにトライした。それはクラブの中でも、外に向けてもだ。グラウンドの上でもそうだったし、フロントオフィスの中でも試行錯誤をした。その力を、そしてその精神を、新しいシーズンにも持ち込まなくてはならない。一人一人がそれを保ち続け、そして余計なものをそぎ落としていかなくてはならない。我々は勇気を示さなくてはならないし、どの試合でも絶対に勝ちたいという思いを持ち続けることが必要である。

 

移籍市場と新チーム作りについて:

我々は今シーズンスタート前には昨シーズンよりも少ない予算でのスタートとなったが、それは選手の移籍金などから利益を得ることができなかったためである。来季に向けて我々はトップチームへ10Mio.ユーロ以上を使う予定だが、それは我々がしっかりと自分たちの課題をクリアすることができたからだ。シーズンを通じて出費を抑えたことで、チームへ少しでも多くの投資をすることができる。もしも現在のチームから選手を放出することになる場合、それで得た利益は新チームの補強費に使うことになる。

 

新しいスポーツディレクターの可能性:

私はErich Rutemöllerスポーツ役員と現状の改善について話し合ってきた。新しくスポーツディレクターを配置し、チームを支えていくというのは、非常に大きなサポートになると思っている。ただし、我々の考える道に合う人材ではなくてはならない。決して急を要する状況にはいないし、これまでのシステムが悪いと思っているわけでもない。

またKaan AyhanやRouwen Hennings、そしてAndre Hoffmannを獲得できたように、移籍市場においても、しっかりとアクティブに動いていくことができる。我々はできる限り、この残留を確定させたチームを軸にして、さらに補強していきたいと考えている。

 

来シーズンの目標について:

我々は上位6チームに入ることを目標とする。それは必ずしも優勝することを目標とするのではなく、現実的な数字を目指していくということである。今季は前期を8位で折り返し、最終的には6位まで勝ち点4点が足りなかった。これは決して届かないものではないし、この目標を達成するために、全力を注いでいく必要がある。

 

メディア報道について:

私は、我々が今季ホームであまり勝てなかったという状況に関し、非常に現実的でフェアで、そして時に厳しい報道をしてくれたことに感謝したい。ただ唯一はっきりと申し上げたいことは、Rheinische Postの行った間違った記事についてだ。これについては全くの事実無根である。同件については改めて、はっきりとお伝えしたい。

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