プロ選手と共に、プロ選手のように。
Peter Hermannトップコーチらがタレントチームをトレーニング。
今週火曜日の午後にArena-Sportparkに響き渡った声は、誰もが知る指導者のものだった。「もっと寄せる!切り替えろ!シュートを打ちに行け!とてもいいぞ!」フォルトゥナトップチームのPeter Hermannコーチが、フォルトゥナの練習場で選手たちに檄を飛ばしていたが、唯一違うのはそこにいる選手たちの顔ぶれだ。それはトップチームの選手たちではなく、アカデミー所属のタレントチームの選手たちだった。
フォルトゥナユースアカデミー所属のトップタレントたちは、約6週間に一度、トップチームのPeter Hermannコーチの下でトレーニングを行っている。今週火曜日に行われた第二回目のタレントチームトレーニングでは、同様にFlorian Klausnerアスレティックコーチが彼らに正しいアスレティックトレーニングやスプリントメニューの指導を行っただけでなく、Claus Reitmaier GKコーチはTim WiesnerとU17チーム所属のMario Zelicの指導に当たった。
なおトップチームからはWiesnerの他にも、Arianit Ferati、Marlon Ritter、Taylan Duman、Emmanuel Iyohaの4選手が参加した。U19チーム所属のMoritz Montagは、「Taylan、Emmaとは昨季U19チームで一緒にプレーしていたけど、こうやってトップ所属の選手たちと一緒にトレーニングすることで学べることがある」と、この機会を歓迎している。
トップチームのコーチングスタッフの指導の下でのトレーニングには、Erich Rutemöllerスポーツ役員、スカウト&チーム編成チーフのUwe Klein、Frank Schaeferアカデミーダイレクター、そしてタレント育成担当のJens Langenekeコーチも足を運び、タレントたちの様子に目を配った。
トレーニングメニューは、パス練習から様々なフォームからのセンタリング、そして最後はゲーム形式となった。なお、この日参加した選手の中ではU17チーム所属で2001年生まれのFW Luis Bukvasevicが最年少となった一方、最も最年長はその7歳上に当たるMarlon Ritterだった。
Schaeferアカデミーダイレクターは、「このトレーニングはトップチームとアカデミーの選手たちをより近い存在にする非常に良い機会だ」とコメントしている。
このタレントチームは、U15チームからU23チームに所属するトップタレントらによって構成され、定期的にトレーニングを行っている。今回はU15チームからは水曜日にBorussia Mönchengladbach(0-0)とのリーグ戦があったため誰も参加しなかったが、U17チームのアペルカンプ真大の姿もあり、U23チームからはTaoufig Naciriやこの冬の新加入Kianz Froese、Malte Berauerらも参加し、約90分間のトレーニングでともに汗を流した。
このトレーニングの様子はこちらから。