フォルトゥナがケニアの孤児院を支援。
U14チームが、メッセージとウェアをケニアへ。
数週間前までは全く知られていなかった事実だが、フォルトゥナは5.700キロ離れたケニアにファングループを持っている。ケニアのNairobiのドイツ大使館で働くAndreas Koppers氏は、現地の多くの子供たちにフォルトゥナを紹介してきた。このKoppers氏の素晴らしい活動を知ったフォルトゥナは、Limuru市にある孤児院„Nest“を支援していくことを決定。フォルトゥナユースアカデミーを代表し、U14チームが彼らに向けてメッセージビデオを撮影し、さらにウェアやボールを詰めた荷物をケニアに向けて発送した。
こんなことが出来るのはきっとサッカーという繋がりがあるからではないだろうか。今回はESPRITアリーナの芝生の上ではなく、約5.700キロ離れたケニアの首都Nairobiの郊外にあるLimuru市からのニュースだ。
「我々は、不自由にしている子供たちを支援したいと思って活動してきたんです。」
と述べるのは、長年フォルトゥナのファンであり、年間シートを持っているAndreas Koppers氏。同氏はLimuru市にある孤児院„Nest“を支援する活動を続けている。同施設は母親らが留置所などにいる子供たちのホームとなっており、子供たちにとって最低限必要な栄養や衣服、医療用品を準備しているが、彼らに情熱を与えることも非常に重要なことだと考えている。そういったものは、母親との別れを乗り越える上で非常に大切な要素でもある。
Koppers氏は自分のプライベートな時間を使って約2年前からこの „Nest“でのプロジェクトを支援している。そして約1年半前からあることがきっかけとなり、思いもよらない展開へと繋がっていったと言う。
同施設へ車で向かう際に、Koppers氏は常にフォルトゥナのファンソングを流していた。それは彼のお気に入りの曲であり、彼の車からは頻繁に流れていたのだった。そしてあるとき、Koppers氏はある子供が口ずさんでいた歌が„95 Olé“であったことに気付いたとき、彼はあることを思いついたのだった。
「私は意図的にこの歌を掛けてみたんです。そしたらたくさんの子供たちが集まってきて、一緒に歌いだして。それ以来、私が車で同施設を訪問するときは、常にこの歌を流すのが“義務”になったんです。」
それ以来、子供たちからのフォルトゥナへの興味は日に日に大きくなっていった。
「ケニアの子供たちは歴史が大好きなんです。私はドイツの話をたくさんしましたが、そこにフォルトゥナもよく登場させていたんです。私は日常からよくフォルトゥナのモノを着ていたので、子供たちも自然にフォルトゥナの”何か”を欲するようになっていったんです。」
そしてKoppers氏は次にデュッセルドルフに戻った際、フォルトゥナグッズを手にするために、ファンショップを訪れた。
「私はファンショップでフォルトゥナの(カー二バルなどで投げられる)紙テープと風船を購入したんです。」
それ以来、„Nest“はフォルトゥナカラーである赤x白に彩られるようになったのだ。
また、Koppers氏は何人かの子供たちにフォルトゥナの洋服を手配してあげたのだった。
「しかし残念ながら全員分は用意できなくて。子供たちは全部で80人くらいいるんです。」
この話を聞いたフォルトゥナユースアカデミーは、残りの子供たちの分を手配することを決断し、ユニフォーム、パンツ、ソックス、トレーニングウェア、雨用ウェアに加えてボールを発送することにした。これによりすべての子供たちが、フォルトゥナのロゴを胸にすることが出来るようになる。
Koppers氏は、今もケニアの首都Nairobiのドイツ大使館で仕事をしている。すでに4年に及ぶこの地での職務にも関わらず、彼はフォルトゥナの年間シートを更新し続け、保持し続けている。そのほとんどの試合をインターネットLivestreamで観るしかないにも関わらずだ。しかし彼は今も、ESPRITアリーナで見た試合のことを記憶している。
「私が今もよく覚えている試合は、1部昇格試合となったBerlinとの一戦です。その1週間後に私はまたケニアに戻っていましたが。そして1部の試合は、Hannover 96戦だけESPRITアリーナで観ることが出来ました。それからもちろん昨季の1.FCKölnとのダービーも見逃すわけにはいきませんでした。フォルトゥナの試合のスケジュールは、私にとって故郷に戻ってくるためのプランに欠かせないものとなっているんです。ちなみに、次にフォルトゥナの試合をアリーナで見ることが出来るのは、2015年になってからのことになります。それまではインターネットLivestreamで追い続けますし、こちらの子供たちにフォルトゥナのホーム試合の様子を伝えていければと思っています。」
Koppers氏とフォルトゥナが、これからもドイツとケニアの架け橋になり、5.700キロ離れたところにいる子供たちにも、”赤x白”の情熱をもたらしていくに違いない。
Nestに関する詳細はこちらから(ドイツ語)!
Limuruから届いた最初のビデオはこちら!
こちらはフォルトゥナU14チームからのメッセージ!




