最後の1秒まで信じ続けろ

FÜRTH戦での5つの要点をチェック

「フォルトゥナはブンデスリーガ2部でSpVgg Greuther Fürthとのアウェー戦に勝ったことがない」 ：この言葉は昨日の夜で過去のものとなった。ここでは、2-1で勝利を収めたFürth戦での5つの要点をチェックしていく。

解けた呪い！

フォルトゥナがアウェーFürthで勝利。これはこれまで、2012/13シーズンのブンデスリーガ第5節での試合のみとなっていた。しかし、昨日はOliver FinkとKen Ilsöではなく、Giovanni HaagとÍsak Jóhannessonがゴールを決め、Sportpark Ronhofにて12年ぶりに勝利を掴み取ることに成功した。

 

横断幕は予言だった？

昨日もまた、最後の最後にドラマが待っていた。両チームはピッチ上で互角の戦いを繰り広げ、Daniel Thioune監督が試合後の記者会見で述べたように最後まで”緊迫”したゲームとなった。そして、キックオフ前にデュッセルドルフのファンブロックには”Glaube bis zur letzten Sekunde (最後の1秒まで信じ続けろ)”と書かれた横断幕が掲げられていた (！)。Thioune監督率いるチームはそれをRonhofで示して見せる。89分、Vincent Vermeijからのラストパスを受けたJóhannessonが相手ペナルティエリア内で倒されPKを獲得すると、PKをもらったJóhannesson自らがしっかりと決め、2-1の決勝点をマークした。先週のKölnとのラインダービーでの熱狂に続き、今週もゲストブロックのフォルトゥナファンが歓喜に沸いた！

 

初スタメン&初ゴール：Haagが活躍

フォルトゥナの先制点をマークしたのは、Valgeir Lunddalと同じくこの試合で初スタメンに名を連ねたGiovanni Haag。Nicolas Gavory からの素晴らしい折り返しに頭で合わせ、1-0とした。試合後、Haagは「初ゴールを決めることができて嬉しいです。私は自分のベストを尽くしました。まだチームに来たばかりなので、徐々に適応していければと思っていますし、少しずつ良くなっています」とコメント。Gio、初スタメン&初ゴールおめでとう！

 

スピードスター

昨日、フォルトゥナはJona NiemiecとTim Rossmannの両翼のスピードが武器だった！それは統計にも表れている。最高時速は36.35km/hを記録したJonaは、現在ブンデスリーガ2部で最速の選手となっている。Rossmannも今シーズン36.14km/hを記録しており、スピードランキングで3位につけている。試合後、Thioune監督。「我々のチームで最速の選手をピッチの最前線に置くというファンタジーがありました。そこから何度かチャンスを作ることができました」とコメント。Thioune監督。例え昨日、直接ゴールに繋がらなかったとは言え、彼らのスピードがチームの絶対的な武器であることは間違いない！

 

謙虚さを忘れずに！

フォルトゥナは今、ブンデスリーガ2部で素晴らしい記録を更新し続けており、21試合連続無敗をキープしている！Köln戦ではこの記録が途絶えそうになり、Fürthでも引き分けで試合終了かと思われたが、選手たちは先週と同じように最後の最後まで勝利への信念を見せつけた。「今、我々には勢いがあり、この勝利に満足していますが、同時に謙虚さも忘れていません。というのも今日、成功につながったのはセットプレーでしたからね」とキャプテンのAndre Hoffmann。また、同じくTim Oberdorfも「我々は決して諦めず、最後まで何か起こせるという感覚があります。しかし、そればかりに頼るのは間違いです」とコメント。チームは日曜日と月曜日に2日間のオフを取り、火曜日からまた次のトップゲーム、HSVとのホームゲームに向けて良い準備をスタートさせることとなる。