リーグ最下位に低迷するチーム
対戦相手チェック:EINTRACHT BRAUNSCHWEIG
ホームで見事な逆転勝利を収めた1.FC Kaiserslautern戦の勢いを活かし、Eintracht Braunschweigとのアウェー戦 (10月27日(金)、18:30キックオフ)でも勝ち点3獲得を狙うフォルトゥナ。そんな次節の対戦相手となるBraunschweigは新監督を迎え、フォルトゥナとの一戦に臨むこととなる。
新たな勝ち点3を狙うフォルトゥナ
これまで3試合連続で勝利から見放されていたDaniel Thioune監督率いるチームだったが、”Fortuna für alle”として入場料無料で開催した初めての試合、1. FC Kaiserslautern戦で0-3から4-3での劇的な逆転勝利を収め、勝ち点3を掴み取ることに成功した。フォルトゥナはこの勢いを活かし、Braunschweigでも新たな勝ち点3獲得を狙う。
ストライカーのUjahが離脱
Eintracht Braunschweigはブンデスリーガ2部の第10節を終えた時点で、勝ち点わずか5ポイントで現在リーグ最下位に位置している。直近の試合では、アウェーにてElversbergと対戦し、3-0の完敗を喫していた。その結果、Jens Härtel監督が月曜日に解任され、これまでBTSVのセカンドチームでコーチ兼監督を務めていたMarc Pfitzner監督が直近2試合の指揮を執ることに。
Braunschweigが最後の勝ち点を獲得したのは第7節。ホームで1. FC Nürnbergに2-2で引き分けで、勝ち点1を獲得していた。そして、この試合でドッペルパックをマークしたのがAnthony Ujahだった。しかし、Braunschweigのストライカーは肩関節の負傷により年末まで離脱することとなっている。
それでも、第3節に今シーズン唯一の勝利に貢献したストライカーがもうひとりいる。Fabio KaufmannはFC Schalkeとのホームゲームで得点をマークしていた。また、第5節では現在リーグ首位を走るSt. Pauliにも1-1で引き分け、勝ち点1を獲得。そして、同じくこの試合もEintracht-Stadionで行われていた。BTSVは今シーズン、ホームではまだ2敗しか喫していない。ただ、チームとして今季ここまで僅か6得点にとどまっているEintrachtの攻撃力は、リーグ最下位となっており、守備力でも18失点で下位に位置している。
夏にメンバーを大きく入れ替え
Braunschweigは夏に13人がクラブを去り、14人の新加入者が加わる大きなメンバーの入れ替わりがあった。その中でも、Hamburger VSに移籍したゲームメーカーImmanuel Pheraiが抜けたことの影響は大きいと言える。彼は昨シーズン、9得点5アシストでチームの攻撃を牽引していた。今のところ、新加入選手で彼の穴を補うことはできていない。
また、昨シーズン5得点を挙げたLion Lauberbach (KV Mechelenに移籍)、Udinese Calcioに移籍したDFのFilip Benkovic、Viktoria Kölnに移籍したBryan Henningの穴も埋めることができていない。それでも、Braunschweigは残留争いをすでに経験しており、2022年に昇格して以来、彼らは常に11位から18位の間を行き来しながら、最終的にはリーグ残留を成し遂げている。
Härte元監督のチーム
Jens Härtel監督が指揮をとっていた時のフォーメーションは4-2-3-1。4バックはキャプテンのJannis Nikolaouを中心に、ここ最近は体調不良で欠場したSaulo Decarliに代わってRobert Ivanovが出場し、かなりラインを下げて守備を行ってくる。そして、そこから速いカウンターを仕掛けてくるのがHärtel監督のスタイルだった。これにより、彼らが長くポゼッションすることは珍しい。その結果、Braunschweigの平均ポゼッション率 (43%)とパス成功率 (78.3%)はリーグで17位となっている。
Jens Härtel監督のもとでのカウンター攻撃は、サイドよりも比較的中央からが多く見られた。本来であればUjahを中心に攻撃を仕掛けてくるが、今は夏にRegensburgから獲得したKaan CaliskanerがUjahの代わりを務めている。それでも、Eintrachtの攻撃陣にはまだまだ課題が多い。得点力という点でもBraunschweigはリーグ最下位に沈んでいる。また、セットプレーからの得点数 (1得点)もリーグ最下位となっている。