コレオ、デビュー、復帰

HERTHA戦での5つの要点をチェック

シーズン開幕はピッチ内外において完璧なスタートとなった。フォルトゥナはHertha BSCに1-0で勝利し、今シーズンをスタートさせたが、その裏でいくつかの物語があった。1-0で勝利を収めたHertha戦での5つの要点は以下の通り。

1.素晴らしい雰囲気

Merkur Spiel-Arenaで行われた今シーズン最初のトップゲームには、4万人以上の観客がスタジアムへ駆けつけた！フォルトゥナファンは、圧巻の声援でチームを後押ししただけでなく、キックオフ前には南側スタンドで見事なコレオを披露。Daniel Thioune監督は試合後の記者会見で、「今日は本当に素晴らしい雰囲気でした！スタジアムへ足を運んでくれた皆さんに心から感謝しています。最後は彼らが我々の背中を押してくれました」と、ファンの応援が勝利を引き寄せたことを強調。さらに相手チームのPal Dardai監督もファンを称賛し、「サポーターに敬意を表します。本当に素晴らしい雰囲気でした」とコメントしていた。

 

2.デュッセルドルフ出身の男が復帰

キャプテンのAndre Hoffmannは「Jamil Siebertの名を挙げなければなりません。彼は今日のような難しい試合で途中出場し、すぐに存在感を見せました」と同じセンターバックのチームメイトを称賛。Siebertは後半の序盤、負傷交代を強いられたJordy de Wijsに代わってピッチに立った。デュッセルドルフ出身で、長年フォルトゥナのNLZで成長を遂げてきたSiebertがフォルトゥナのトップチームでプレーしたのは、この試合が2020年10月以来。ここ1年半の間、3部リーグのViktoria Kölnにレンタル移籍していたセンターバックは、プレシーズンを含め、Hertha戦で改めて自らの力を発揮して見せた。

 

3.新加入2人がデビュー

Thioune監督は新加入2人を先発で起用せずにキックオフを迎えた。それでも、SC Freiburg IIから移籍してきたVincent VermeijとYannik Engelhardtは後半途中、1-0でリードしている状況でピッチに入り、フォルトゥナでのデビューを飾った。改めて、世界一熱いクラブへようこそ！

 

4.田中の高パフォーマンス

Hertha戦、フォルトゥナで最もインパクトを残した選手の1人が田中碧だ！田中は攻守に渡り素晴らしいパフォーマンスを発揮し、中央でゲームをコントロール。それは数字にも表れており、走行距離11.6km、勝利したデュエルの回数11回という結果は、チームの中でも最高の数字となっている！試合後、日本代表MFは「(怪我から) 復帰できたという意味では、足の痛みなく90分できたのが何より大きかったです」とコメントしていた。

 

5.守護神Kastenmeier

もし彼がいなければ、この勝ち点3は掴み取れていなかったかもしれない。フォルトゥナの守護神 Florian Kastenmeierは、この試合でも素晴らしいセーブを連発。前半終了間際にはMarco Richterとの1対1を阻止し、その直後にはFabian Reeseのシュートに対してスーパーセーブを見せ、決して相手にゴールを許さなかった。それだけでなく、非常に技術の高いKastenmeierがフォルトゥナのビルドアップにも欠かせない存在であることは言うまでもない。