Bericht

2021/11/30 | ニュース

新施設建設への融資と計画

デュッセルドルフ市の行政が提案を政治機関に提出 - Peker Holdingがフォルトゥナのパートナーに

ブンデスリーガ2部に所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフの新施設建設に関して、最初のコンセプトと融資が整った。新施設の建設を実現するため、フォルトゥナはPeker Holdingというプロフェッショナルで有望なパートナーを見つけた。フォルトゥナとPekerはこの意向書に署名している。デュッセルドルフを拠点とする不動産・プロジェクト開発会社は、新施設の計画・建設において、専門的かつ経済的にクラブをサポートしていくこととなる。なお、この施設の運営とその実現は、Peker Holdingの子会社であり、この目的のために設立されたPekFor 95 GmbHが引き継ぐこととなる。

ただし、これはデュッセルドルフの市長であるDr. Stephan Keller氏が提案する相続権付きの土地の譲渡について、州都デュッセルドルフの政治機関が承認することが前提となる。それと同様に、フォルトゥナの監査役会がこのプロジェクトを承認しなければ、次の具体的なステップに進むことはできない。

 

Pekerとフォルトゥナ・デュッセルドルフの協力関係は、広範囲かつ長期的なスポンサーシップがの中心となる。計画している新しい施設は、U19チーム、U23チーム、トップチームの全選手とクラブスタッフのための新しい”Heimat (故郷)”になる予定となっており、フォルトゥナは若い才能を促進していく上で、トップチーム、U23チーム、U19チームの距離を最適化することが、中長期的な成功を確実にするための重要な手段の一つであるという戦略的な条件を一貫して実行に移している。フォルトゥナにとって極めて重要なこのプロジェクトの実現に向けて、1年以上前からクラブ首脳陣であるThomas Röttgermann会長、Klaus Allofs役員、Uwe Kleinスポーツ役員、Christian Kokeマーケティング役員の4人が、Peker HoldingのMurat Beyazyüz社長、Volksbank Düsseldorf Neuss e.G.のRainer Mellis会長とRoberto Milandriダイレクターとの信頼関係を築いている。

 

このコンセプトはフォルトゥナが複合施設のテナントとなることを想定しているが、Peker Holding/PekFor 95 GmbHとフォルトゥナは、後にフォルトゥナに所有権を移すことができるような規定を定めることとなる。そのため、デュッセルドルフの建築事務所である”RKW Architektur +”は、すでにフォルトゥナとPeker Holdingと緊密に協議しながら予備計画を作成し、関係する当局に提出している。3階建てで約6,300m²の敷地には、トップチーム、U23チーム、U19チームのロッカールームやトレーニングルームなどが設置され、初めてプロ選手とU23チーム、U19チームの選手たちが一つ屋根の下で活動できるようになる。また、現在2つの場所に分かれているオフィスも、この施設で一緒に仕事をすることが可能になる。なお、ソーラーパネルを使用した屋根やインテリジェントな外観の構造は、未来を見据えて柔軟性のあるサステイナビリティーを表現したデザインとなっている。

 

Thomas Röttgermann会長 & Klaus Allofs役員がクラブ首脳陣を代表してコメント:

 

Thomas Röttgermann会長:

「新施設建設の実現をサポートしてくれるPeker Holdingという素晴らしいパートナーに出会えたことを非常に嬉しく思います。Peker Holdingは当初からそのエネルギーとクラブと野心的な道を共に歩もうという意欲を見せてくれていました。Pekerはデュッセルドルフでよく知られているだけでなく名声のある会社で、クラブの特別な要求にも応えてくれました。このような大きなプロジェクトへの融資はフォルトゥナのようなクラブにとって最大のハードルであるため、フォルトゥナが大きな一歩を踏み出すためにクラブ首脳陣で協力しながら一生懸命取り組んできました。今回、我々がクラブの歴史の中で最も大規模なスポンサーシップを締結できたことは、創造性と努力によってクラブとして成功への道を歩んできたことを証明しています。我々は特にこのコロナパンデミックの中でも開発の余地を残すため、非常に一貫した経済の面でも理にかなった道を歩んできました。それが今報われているのだと思います。私たちは”危機的状況”から”勢い”を持って抜け出し、将来に向けた投資を行うための体制を整えています。計画を実行する前に、今は意思決定の根拠をきちんと準備しなければなりません。すでに市とは建設に向けたやり取りを行っており、このテーマについて一歩一歩に取り組んでいます。また、これにはフォルトゥナの監査役会も参加しています。契約書が完成した後、最終的にそのプロジェクトを監査役会に提出し、承認を得ることになります」

 

Klaus Allofs役員:

「このパートナーシップはフォルトゥナにとって決定的な一歩です。なぜなら、インフラが機能しなければ、クラブは将来的に競争力を失ってしまうからです。現在のプロ選手たちが使用するエリアなどを含め、我々の施設は2部リーグに適していません。この新施設建設により、機能性においても一つ屋根の下でより緊密な協力関係を築くことができるようになり、新たな道が開かれます。このステップは、スポーツ面とオフィスのマイルストーンになるのです。特にこの厳しいコロナ禍の中で、パートナーとしてコミットメントしてくれるPeker Holdingに感謝の意を表します」

 

Dr. Stephan Keller市長:

「フォルトゥナ・デュッセルドルフはピッチの上だけ一流になればいいのではありません!それに加え、インフラが機能する必要があります。そしてこれは、新施設を建設することで見事に実現することができるのです。だからこそ、私はこのプロジェクトをサポートし、政治団体に土地の譲渡を承認してもらえるようにお願いしています」

 

Peker Holding、Murat Beyazyüz社長:

「フォルトゥナの首脳陣との話し合いの中で、我々は協力するにあたり同じアイデアを持っていることに気づきました。家族、伝統、多様性、協力、透明性を持ったコミュニケーションといった価値観は、フォルトゥナ、Peker、そしてパートナーにとって非常に重要なものです。信頼性と高い品質基準があるからこそ、我々はこの戦略的なパートナーシップの枠組みに基づいて、クラブの将来をサポートしたいと考えています。それは、Thomas Röttgermann会長を中心としたクラブ首脳陣とのプロフェッショナルな協力関係により、フォルトゥナが進む道に納得しているからです。また、私のチーム、特にAndreas Nawrockiにも感謝の意を表します。彼らのおかげで、クラブのビジョンや決意が我々にも具体的に伝わりました。市との話し合いも、これまでデュッセルドルフで行ってきたプロジェクトと同様に、前向きで信頼感のあるものです。だからこそ、市やクラブとの共に協力していけることを楽しみにしています」

2025 © Düsseldorfer Turn- und Sportverein Fortuna 1895 e.V. Friday, 27. June 2025 um 05:31 | Imprint | Data Protection | Cookie-Settings