東ドイツでのアウェー戦
対戦相手チェック:DYNAMO DRESDEN
フォルトゥナは前回のアウェー戦でも3部から昇格したチームと対戦していたが、今回も再びドイツ東部にて今季から2部リーグに昇格したもう一つのチームと戦うこととなる。11月21日(日)、デュッセルドルフはSG Dynamo Dresdenとのアウェー戦に臨む (13:30キックオフ)。ここでは、そんなSachsenのクラブをチェックしていく。
遠い敵地での接戦?
Dresdenへは、今季のフォルトゥナにとって最も長い距離を移動するアウェー戦となる (デュッセルドルフからDresdenまでは約580km)。目的地は32,000人以上の観客を収容できるRudolf-Harbig-Stadion。また、順位表でも両チームの間にはそれほど大きな差はなく、勝ち点13ポイントを獲得しているドレスデンとフォルトゥナとの差は僅か3ポイントとなっている。しかし、エルベ川に面していることから”Elbflorenz”とも呼ばれる同都市のチームは、ここ最近白星を挙げられておらず、直近の5試合に全敗を喫しており、1得点しか挙げられていない。
Dynamoのコンビ
Dresdenが最後に勝利を挙げたのは、ホームでのWerder Bremen戦 (3-0)。9月下旬に行われたこの試合で2得点をマークしたのが23歳のChristoph Dafernerだ。現在、6得点をマークしているDafernerは、Dresdenのベストスコアラーとなっており、彼は昨シーズンにも13得点を挙げてチームのベストスコアラーとなっていた。また、DafernerはチームメイトのHeinz Mörschel (3得点)とともに、Dynamoが今シーズンに挙げたゴールの半分以上 (9得点)に関与しており、Mörschelは2アシストも記録している。そんなMörschelは、冬の移籍期間でKFC UerdingenからDresdenに移籍を果たにもかかわらず、2020/21シーズンに昇格を果たしたチームで7得点を記録する活躍を見せていた。
Schmidt監督の好スタート
この10年間、Dynamoは2部リーグと3部リーグの間を何度も行き来するシーズンを送ってきた。2014年と2020年には3部リーグへの降格を喫したものの、遅くとも2シーズン目には必ず2部リーグに復帰。これは、チャンピオンとして再昇格を果たした昨シーズンも同じだった。指揮官であるAlexander Schmidt監督 (53歳)は昨シーズン、リーグのライバルであったTürkgücü Münchenで指揮を執っていたが、今年の4月に当時首位を走っていたDresdenを前任のMarcus Kauczinski監督から引き継ぎ同チームの監督に就任。Schmidt監督の就任以降、Dresudenが初めて試黒星を喫したのは13試合後のことで、Augsburg出身の同監督は印象的な好スタートを切っていた。