第8節・FC Ingolstadt 04 vs Fortuna Düsseldorf

フォルトゥナがIngolstadtで勝ち点3を獲得

土曜日の午後、フォルトゥナはFC Ingolstadtに2-1で勝利を収めた。このアウェー戦は合計7枚のイエローカード、そしてデュッセルドルフのGK Florian Kastenmeierにはレッドカードが提示される非常に激しい試合となったものの、最終的にはフォルトゥナがAudi Sportparkにて勝ち点3を獲得することに成功。試合は57分にAndre Hoffmannの得点でリードを奪うと、74分にはMatthias Zimmermannが追加点をマーク。 後半ロスタイムに、Fatih KayaがPKで1点差に迫られたものの、リードを守り切ったフォルトゥナがアウェー2連勝を飾っている。

スターティングメンバー：Bozenikに代わりアペルカンプが先発

Christian Preußer監督は、前節の先発メンバーとほぼ同じメンバーでIngolstadtとのアウェー戦に臨んだ。唯一の変更となったのは、Robert Bozenikに代えてアペルカンプ真大を起用。これによりフォルトゥナは4-2-3-1のシステムでキックオフを迎えた。

 

前半：ファウルの多い立ち上がり

この試合は序盤からファウルが多く、落ち着きのない立ち上がりとなり、デュッセルドルフはFlorian Hartherz (1分)とKristoffer Peterson (12分)が早い段階でイエローカードを貰っていた。そんな中、フォルトゥナは相手のビルドアップのミスをつき、何度か流れを変える場面があったものの、それをビッグチャンスに繋げることができない。

 

ボールを保持するも、チャンスを作り出せず

20分を経過してから、デュッセルドルフは少しずつ相手ゴールに迫り、いくつかのハーフチャンスを作りだす。しかし、コーナーキックのこぼれ球に反応した田中碧のミドルシュート2本 (22分、23分)、またKhaled Nareyが右サイドから切れ込んで放ったシュート (24分)は、どれもゴールの枠外へ。その後も、繰り返しアタッキングゾーンには侵入するものの、最後のところでアイデアを欠き、決定的なチャンスを作り出すことができない。一方の守備面では、前半の終盤までは相手にチャンスを作らせなかったフォルトゥナ。それでも、37分にピンチを迎えるも、ここはFlorian Kastenmeierがパンチングでクリアし、41分にはフォルトゥナの守護神がPatrick Schmidtのシュートにスーパーセーブを見せ、相手に得点を許さない。

 

後半：Hoffmannの得点でフォルトゥナが先制

後半の立ち上がりも前半同様に落ち着きのないスタートとなったものの、その後は両チームともに試合の流れ掴んでいく。すると、再びSchanzerことIngolstadtのSchmidtに絶好のチャンスが訪れる。ロングボールに抜け出したアタッカーにシュートを放たれるも、ここは僅かにゴール上へ (55分)。するとその2分後、NareyのフリーキックにHoffmannが頭で合わせ、相手のゴールネットを揺らしてフォルトゥナがリードを奪うことに成功する (57分)。

 

激しい展開となった試合終盤

まず、フォルトゥナが追加点を挙げ、リードを2点に広げる。再びNareyからのラストパスに、交代で入ったMatthias Zimmermannが右足を振り抜き、強烈なシュートを逆サイドネットに突き刺して2-0に (74分)。この時点では、フォルトゥナの勝利が脅かされる気配はなかった。しかし84分、相手のカウンターにペナルティエリアを飛び出したKastenmeierがFlorian Hartherzと衝突した際に手でボールに触れ、相手の得点チャンスを妨害したとしてレッドカードの警告を受け、フォルトゥナは10人での戦いを強いられてしまう。これにより、Raphael Wolfが今シーズン初めて2部リーグのピッチに立つことに。そして迎えた後半ロスタイム、最初のピンチはなんとか阻止したものの、その直後にペナルティエリア内でNareyがFilip Bilbijaを倒してしまい、PKを献上。そしてこのPKをFatih Kayaに決められ1点差に。試合終盤は非常にドラマチックな展開となったものの、最終的にはリードを守り切ったフォルトゥナがアウェー2連勝を飾っている。

 

次節はPaderbornとのホームゲーム

Christian Preußer監督率いるフォルトゥナは、来週末の10月2日(土)に今季好スタートを切っているSC Paderbornをホームのアリーナで迎え撃つこととなる (13:30キックオフ)。