フォルトゥナがフットサル・ブンデスリーガの開幕戦に勝利
CASTELLOにて行われたシーズン開幕戦で白星スタート
金曜日の夜、デュッセルドルフのCASTELLOで行われたシーズン開幕戦は、まさに歴史的なものとなった。フォルトゥナのフットサルチームは新設されたフットサル・ブンデスリーガ初シーズンの開幕戦で、優勝候補の一角であるHSV Panthersを相手に白星スタートを切ることに成功している。
デュッセルドルフ南部に位置する会場 (CASTELLO)には、フォルトゥナのフットサルチームを応援するため数百人の観客が集まった。また、キックオフ前にはいくつかのプログラムが用意され、まずフォルトゥナのThomas Röttgermann会長が会場に集まったファンに歓迎の挨拶を述べ、発展を続けるフットサルの重要性を強調した。そして、選手たちが入場した後には、デュッセルドルフのシンガーであるEnkelson.がドイツ国歌を斉唱。この34歳のシンガーは、数週間前にアリーナで行われたフォルトゥナのシーズンオープンデーにも出演していた。また、今回はフォルトゥナのスタジアムMCを務めるAndré Scheidtがホールアナウンサーとして参加し、フットサルチームのアナウンスを務めるHeinz-Peter Effingとともに夜のイベントを盛り上げた。
試合開始直前には、DFB (ドイツサッカー協会)の副会長でありフォルトゥナの監査役会メンバーでもあるPeter Frymuth氏、HSVのMarcell Jansen会長、フォルトゥナのレジェンドであるAndreas ”Lumpi” Lambertz 、元ドイツ代表選手のRenate Lingorが共に公式の試合球を会場に運び込み、象徴的なキックオフが行われることに。
そして、ついにキックオフを迎えた両チームの一戦。その場にいた観客は、フットサルはスピード感があるだけでなく、激しいデュエルがあることを目の当たりにする。フォルトゥナは、ドイツですでに複数のタイトルを獲得しているHSV Panthersを相手に、素晴らしいゲームを展開。一進一退の攻防が続く中、フットサルには珍しく、多くの得点が生まれない一戦となった。それでも、試合終了間際にEike Thiemannがこの夜の決勝点を挙げ、1-0でフォルトゥナが歴史的な勝利を収めたことにより、CASTELLOは大きな歓喜に沸いた。
なお、9月11日(土)にはハンブルグのWakka Eaglesとのアウェー戦 (19:00キックオフ)、10月10日(日)にはホームのCASTELLOにてTSG 1846 Mainzを迎え撃つ (13:00キックオフ)。今回、フットサルの熱を目の当たりにしたファンの多くは、間違いなく再びフットサルの試合に足を運ぶことだろう。