「緊張感のある試合になるだろう」
Friedhelm Funkel監督のVfL Bochum戦に向けた記者会見。
「私の中では今も、VfL Bochumは素晴らしいサッカースタジアムの1つだと思っている。小さく、コンパクトでそれでいていつも良い雰囲気がある」と振り返るFunkel監督のチームを後押しすべく、デュッセルドルフからは約2800人のサポーターが駆け付ける。金曜日の夜18:30に、このダービーがキックオフを迎えることになる。
まず記者会見の冒頭に、「VfL Bochumとの一戦は、今シーズン我々が持つ唯一のダービーと呼ぶべき試合である。非常に緊張感のある試合になることが予想される」と切り出したFunkel監督は、かつて指揮したクラブへの思いについて、「Bochumに戻れることを嬉しく思う。Peter Greiber GKコーチや用具係のAndi Pahlとは今もコンタクトを取る仲だ」と話したが、これらの友情も、90分間は忘れることになる。
今節の相手であるVfL Bochumは今季、いまだホームでは負けていない。そして過去ホームでの21試合では、必ず1得点以上を決めている。「我々はHeidenheim戦同様に、しっかりとディフェンスを固めなくてはならない。常に神経を研ぎ澄まし、どのシーンでも集中を途切れさせてはならない。我々は今季、アウェーでもしっかりと無失点に抑えた試合がいくつもある。それをしっかりとこの試合でも見せなくてはならない」と相手への警戒心を強めている。
しかし、それを実現するのは容易なことではない。Bochumは過去2試合でしっかりとその強さを証明している。「彼らは試合を支配する力がある非常に良いチームだ。それに対抗するためには、我々もベストパフォーマンスを披露する必要がある」と述べる指揮官は、自チームの攻撃陣に関するシステムについての質問をされることに対して、「2人目のフォワードを置くことは考えていない。なぜなら我々にはRouwen HennigsとIhlas Bebouという2人のフォワードが常にピッチにいるからだ。そしてこのシステムで過去にもしっかりと得点を決めている。それはホームでのBochum戦で決めた3得点だけではない」という主張をしている。
「私はその週の選手たちのトレーニングの様子から起用する選手や戦術を決定するようにしている」とするFunkel監督は、「我々がどのように戦うかだ。自分たちはアクティブにこの試合に挑まなくてはならない」と、受け身で戦うつもりはない部分を強調した。
なお、この一戦のために、前節目の近くを負傷したKaan Ayhanの起用は見送られることに。これについては、「目は非常に重要なものであり、何か起こったときには取返しがつかなくなってしまう。例え本人がしっかりとケアをし、出場を望んだとしてでもだ。健康が常に最も重要である」と説明している。