「自分たちがどれだけできて、何を達成できるのかを良く分かっている」
Tulip Inn Düsseldorf Arenaでフォルトゥナの新年会を開催。
毎年新年に行われているフォルトゥナの新年会が、今週日曜日にTulip Inn Düsseldorf Arenaで開催され、パートナーやスポンサー、また多くのフォルトゥナの関係者ら約400人のゲストが来場した。当日はFriedhelm Funkel監督とOliver Finkキャプテンも出席し、多くの来場者との時間を楽しんだだけでなく、前日に行われたTelekom Cup 2017の好ファイトについて多くの賛辞を受けることとなった。
すべてのゲストが来場したのち、フォルトゥナのDr. Reinhold Ernst監査役会会長が挨拶に立ち、
「皆さんが、苦しい時期も変わらず、クラブを信用し、そして支援し続けてくれたことに心から感謝したい。そのような時期にフォルトゥナを支え続けることは、決して簡単なことではなかったはずだ。だからこそ、皆さんの支援を本当に大切に思う。我々は今、我々の進んでいこうとしている道を、一歩ずつ前進出来ている」
と、フォルトゥナの支える多くの方々に対し、感謝の言葉を口にした。続いて挨拶に立ったRobert Schäfer会長は、まず、会場を提供してくれたTulip Inn Hotelとこの新年会の準備に当たったクラブスタッフに対し、感謝の言葉を述べた。Tilip Inn HotelのNicola Stratmann氏は、
「今日という日は我々にとっても特別な日です。フォルトゥナが我々のホテルで新年会を開くのはこれで9回目になりますが、このホテルが開場して今年で10年目になるのです。フォルトゥナは我々にとって最も初めのパートナーであり、だからこそ、これまでの関係に感謝するとともに、これからも共に歩んでいきたいと思っています」
と、今後もフォルトゥナとの良い関係を続けていきたい思いを口にした。そしてこれに続いてSchäfer会長は、まずThomas Geiselデュッセルドルフ市長、Günter Karen-Jungen副市長、Klaudia Zepuntke副市長、そして水内龍太デュッセルドルフ総領事、Peter Frymuthドイツサッカー協会副会長に向けて挨拶をすると、
「今日この場に、昨年亡くなったMatthes Mauritz氏の奥様であるMarianne氏がご来場いただけていることを特別に嬉しく思う。彼女はもちろんこれからもフォルトゥナファミリーの一員である」
と続けた。そして多くのパートナーやスポンサー、フォルトゥナ関係者やジャーナリストらへも感謝の言葉を口している。
「2016年は我々にとっては簡単な年ではなかった。たくさんのことが起こり、そしていろいろな変化を強いられた。ただ、その変化は結果としてよかったと思っている。我わのチームは、決して昨日のTelekom Cupだけでなく、前期のいくつもの試合で、興奮するような試合を見せてくれた。フォルトゥナのファンは、再び自分たちのチームに強いアイデンティティを持てるようになってくれている。それが我々の目指していたチームだ」
と、述べた。そしてピッチ外での活動に関しても言及し、
「我々は、フォルトゥナのホームであるFlingernで初めてクリスマスマーケットを企画した。そしてそのあとにはフォルトゥナのすべてのチームや関係者など600人が出席したクリスマス会も開催した。そして近いうちにアリーナの中にファンショップもオープンすることになる」
と、続けている。その後に登壇したGeiselデュッセルドルフ市長は、
「フォルトゥナは過去数年とは違い、現在は非常に良い方向に進んでいると思う。2016年の前半はフォルトゥナに対して大きな心配を強いられてしまったが、その中でこの街と街の人たちがフォルトゥナのために何ができるかを再確認するいい機会となった。市庁舎にはフォルトゥナのフラッグを掲げるなど、我々もフォルトゥナを支援した結果、最終的には2部残留を決めてくれた。今シーズンに入ってからは、Funkel監督の指揮の下、ここまで非常に安定した戦いを見せてくれていると思うし、後半戦でもたくさんの良い試合を演じ、アリーナがもっともっと盛り上がることを願っている」
とコメントした。
最後には司会を務めたAndreas HeckerとFunkel監督がトークを行い、その中で指揮官は、
「我々はとても良いキャンプを行うことができた。選手たちはしっかりと取り組んでくれたし、テストマッチも満足のいくものだった。後半戦に向けて良い準備ができている。それに関しては昨日の試合を観ていただければわかったと思う。Telekom Cupに関しては、選手たちは非常に良いパフォーマンスを見せてくれた。FC Bayern戦もBorussia Mönchengladbach戦も、素晴らしい出来だったと思う。ただし、そこで(リーグ戦の)勝ち点を得ることができたわけではない。あの試合で夢を見てはいけない。ただし、我々は自分たちがどれだけできて、何を達成できるのかを良く分かっている」
と述べてている。