「試合では互いに激しくぶつかり合うことになる」

Friedhelm Funkel監督のDynamo Dresden戦に向けた記者会見。

「我々は、非常に白熱したものになることが予想されるこの試合を、とても楽しみにしている」と話すFriedhelm Funkel監督は、今の仕事を楽しんでいるようにすら見える。前節のUnion Berlin戦で勝ち点3を獲得したチームは、今節はAndreas "Lumpi" Lambertz擁するDynamo Dresdenと対戦することになるが、ホームでここまで非常に高い勝率を誇るフォルトゥナの指揮官は、この試合でも勝利を目指すことを明言している。

Dresden戦について触れる前に、改めてFunkel監督は前の週の試合を振り返り、「Hannoverでの大敗から、選手たちは素早く切り替え、多くの批判の声もある中ではあったが、木曜日には良い雰囲気でトレーニングを行ってくれた。それにより金曜日は最高の状態でベルリンに向かうことが出来、アウェーで貴重な勝ち点3を獲得するに至った。試合では素晴らしいファイティングスピリッツを示し、最後までアグレッシブさを持ち続け、僅かな幸運にも恵まれたことが勝利に繋がった」と、Union Berlin戦の勝利を分析した。

今週金曜日のホーム試合は、Andreas "Lumpi" Lambertzの凱旋試合が大きなテーマになるが、これについては、「彼はフォルトゥナで多くのことを達成してきた。それは敬意に値するものであり、試合前には大きな賛辞を受けるだろう。しかし、試合では互いに激しくぶつかり合うことになる。彼はここでフォルトゥナと共に多くの素晴らしい思い出を作ってきたが、Dresdenの一員としてはそうはいかない」と、この一戦に対する強い思いを口にした。

しかし同時に指揮官は、Lumpi擁するチームに関して、「Dresdenは非常に攻撃的なチームだ。それはStuttgart戦での5-0、Hannover戦での2-0、そしてBraunschweig戦での3-2という戦績から見ても良く分かる。このチームは非常に力のある昇格クラブであり、経験豊富な素晴らしい指揮官に率いられたチームである。Uwe Neuhaus監督は、Union Berlinでもその能力を証明しており、Dresdenでもその力をいかんなく発揮している」と、強い警戒心を示している。

ここまでフォルトゥナのディフェンス陣は、ブンデスリーガ2部でも2番目に良い数字を残しているが、「これはチームとしてしっかりと機能していることを証明している。ただし、17得点という数字も忘れてはいけない。シーズン前に誰がこの数字を予想出来ただろうか、。これはディフェンスとオフェンスが上手く機能していることを意味している」と、チームの状態の良さには自信を覗かせた。

Funkel監督はこの試合に向けて、多くの怪我人に加え、Axel Bellinghausen(累積5枚目)とKaan Ayhan(前節レッドカード)の2選手を欠くことになる。「この試合では我々の経験値の一部を欠くことになるが、その代わりに若い力を投入することになる。その中ではAdam Bodzekが今まで以上に大きな意味を持つことになるだろう。責任感を持って若手を引っ張っていって欲しい」と、ベテランへの期待を述べた。

なお、この試合に向けて、すでに23500枚を販売しているが、指揮官は改めて、「我々にはサポーターの大きな支えが必要だ」と、大声援に期待していることを強調し、この日の会見を終了している。