Offenbacher Kickersに3-0。
Feratiのフォルトゥナデビュー戦で勝利。
フォルトゥナはWiesenseeキャンプでの最初のテストマッチで3-0の勝利を収めた。経済危機に瀕しているKickers Offenbachのために行われたチャリティーマッチは、Jerome Kiesenwetter、Adam Bodzek、Anderson Lucoquiの得点でフォルトゥナに軍配が上がった。
Friedhelm Funkel監督は、この試合で初めて肉離れから復帰した新加入のArianit Feratiを起用することに。そして前線に入ったÖzkan Yildirimの後ろで、Oliver Fink、Marlon Ritterと共に攻撃のタクトを握ることとなった。そしてダブルボランチにはMarcel Sobottka、Christian Gartnerが入り、ディフェンスラインには Julian Schauerte、Alexander Madlung、Kevin Akpoguma、Lukas Schmitzが、そしてゴールマウスにはMichael Rensingが入ってキックオフを迎えた。なお、Emmanuel Iyohaはこの日、ドイツU19代表からの追加招集を受けたため、キャンプ地を後にした。
元フォルトゥナ監督のOliver Reckが指揮する4部クラブのOffenbach Kickersは、前半開始早々から積極的に攻勢に出る。これに対してフォルトゥナは落ち着いてディフェンス対応をしていく。そしてこの日最初のシュートシーンは12分、Yildirimが左サイドを突破しそのまま中へ切れ込みシュート。しかしこれは相手GK Daniel Endresの好セーブに阻まれ、得点には至らない。
するとその後30分過ぎまで正確性を欠き、なかなか決定機を作り出すことが出来ない。逆にOfffenbachは効果的な攻撃を仕掛け、シュートシーンを作り出すも、Rensingのセーブの前に、こちらも得点を奪うことは出来ない。すると37分、Funkel監督は予定外の交代を余儀なくされる。競り合いのあとにピッチに蹲ったYildirimが肩の関節に痛みを訴え、Maecky Ngomboと交代することとなってしまう。そして前半はそのままタイムアップとなった。
後半に入り、Funkel監督は Feratiに替えてJerome Kiesenwetterを投入すると、まずはフォルトゥナが最初のシュートチャンスを作る。49分に得た直接フリーキックをRitterが狙うも、これは僅かに相手ゴールマウスの上を超えていく。その2分後にはKiesenwetterのセンタリングがOffenbachゴールへ迫るも、これは相手GKにギリギリで弾き出されてしまう。61分にAdam Bodzek、Axel Bellinghausen、Kemal Rüzgarが投入される直前には、OffenbachのStefano Maierがコーナーキックから決定機を迎えるも、これはフォルトゥナゴールマウスを大きく外れていく(56分)。
するとフレッシュなメンバーが次々に好機を演出し始める。67分、70分にはRüzgarが相手ゴール前でビッグチャンスを得ると、68分にもSchauerteが先制のチャンスを得るも、すべての好機を活かしきれない。それでも78分、Anderson Lucoquiがロングボールに反応し抜け出すと、中央へ鋭いセンタリングを送る。これを右サイドから走り込んだKiesenwetterが蹴り込み、待望の先制点を挙げることに成功する。さらに続けざまにBodzek(83分)、Lucoqui(86分)が追加点を奪い、結局3-0でフォルトゥナが勝利を収める結果となった。
この試合終了後、選手たちは再びWiesenseeのチームホテルに戻り、明日は10:00から次のトレーニングが予定されている。
フォルトゥナメンバー:
Rensing – Schauerte (73分 Koch), Madlung (76分 Bormuth), Akpoguma, Schmitz (73分 Lucoqui) – Gartner (73分 Duman), Sobottka (61分 Bodzek) – Ferati (46分 Kiesewetter), Fink (46分 Rüzgar), Ritter (61分 Bellinghausen) – Yildirim (37分 Ngombo)
得点者:
0:1 Kiesewetter (78分)
0:2 Bodzek (83分)
0:3 Lucoqui (86分)
観客数:1480人