Bericht

2016/04/29 | ニュース

「すべての選手がこの試合に全力で挑む必要がある」

MSV Duisburgとのダービーに向けたFriedhelm Funkel監督の記者会見。

3万人で完売のスタジアム、金曜日のナイトゲーム、そして隣町ダービー...これだけでもスタジアムが特別な雰囲気になるのは間違いないが、それに加えて更に両チームの順位の状況が緊張感を高めることになる。フォルトゥナと対戦相手となるMSV Duisburgは勝ち点で4ポイント差となっており、金曜日の夜18:30にキックオフを迎える試合は。どちらのチームにとっても大きな意味を持つことになる。この大一番に向けて、冷静な姿勢を見せるFriedhelm Funkel監督だが、一方ではこの一戦を楽しみにしている様子も感じ取れた。

「私はまず選手たちに、このような試合を迎えることが出来ることを喜ばなくちゃいけないということを伝えた」と切り出したFunkel監督は、「この一戦を楽しむべきだ。スタジアムは間違いなく素晴らしい雰囲気になる。サッカー選手はそれを喜ばしく思うべきだ」と、緊張しすぎる必要はないことを強調した。一方でこの状況を踏まえて、選手たちが過剰なプレッシャーを感じるとは思っておらず、「もちろんこの試合はどちらのチームにとっても非常に重要な一戦となる。しかし選手たちは90分間、ピッチの上でプレーに集中すれば良いだけであり、特別なことをするわけではない」と選手たちへの信頼を口にした。

 

Funkel監督は1996年から2000年の間、MSV Duisburgで4年間に渡り指揮官を務めた経験があるが、「それはもうずいぶん昔のことだ。Duisburgではとても良い時間を過ごしたが、今も続く当時の人間との繋がりは個人的なものであり、実際、当時の人間はもうほとんど在籍していない。センチメンタルな気持ちは一切なく、金曜日の夜に考えていることはフォルトゥナの勝利だけだ」と、自身の古巣クラブとの再会には大きな意味を持たないことを示した。

 

もちろんホームのDuisburgはそれを阻止したいはずだ。Funkel監督は以前にTSV 1860 Münchenの監督として2-1の勝利を収めた経験があるが、「当時MSVは、0-1となってから彼らのモラルを示し、再び試合を振り出しに戻した。それはとても印象的だった。Duisburgの選手たちは非常にチームとしてまとまっており、間違いなく今回もその団結を示してくるだろう」と、相手が最後まで諦めない姿勢で挑んでくることに警戒心を強めている。しかしこれに対して指揮官は、「我々は試合開始早々から戦う姿勢で立ち向かい、更にサッカーのクオリティをピッチで示すことが大切だ。それが出来れば、アウェーの地でも大きなチャンスを掴むことが出来るだろう」と強い気持ちを持って挑むことを強調している。

 

現在のところ、メンバー入りする選手に関してはいくつかの不明確な点がある。Karim Haggui(大腿筋の肉離れ)、Sercan Sararer(胃腸炎)の2選手の離脱は確定しているが、Nikola DjurdjicとOliver Finkに関しては希望を残している。「Nikoは内転筋に問題を抱えている」と話したFunkel監督は、Finkとは再度話をするつもりであることを明かした。「水曜日のトレーニングでどうだったかを確認する必要がある。木曜日の練習のあとに最終的に彼を連れていくかどうかの決断をするつもりだ」と話している。最後に指揮官は、誰が金曜日に出場するかではなく、「すべての選手がこの試合に全力で挑む必要がある」ということを強調して、記者会見は終了した。

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