Bericht

2016/03/21 | ニュース

「今日の勝利はみんなが一丸となって全力で戦った結果だ」

ジョーカーDemirbayが投入1分後に決勝点。

Friedhelm Funkel新監督のこれまでのサッカー界での経験値については多くのことが書かれている。40年以上に渡って選手として、そして指導者として1000試合以上を経験してきた62歳のエキスパートは、その中でも25年を超える年数の間、ブンデスリーガ1部・2部のクラブで監督としての職を担ってきた。土曜日の試合で初めて采配を振るった指揮官は、その経験値をサポーターの前で証明した。後半途中、3-3に追いつかれた状況でKerem Demirbayをピッチへ送り出すと、その1分後、ジョーカーはこの日の決勝点を決めて、4-3の勝利に貢献することとなった。

「監督はとても経験豊富で、試合前に選手たちから多くのプレッシャーや重圧を取り払ってくれた」と話したKerem Demirbayは、新監督の手腕への尊敬を口にした。ここ4試合で4連敗を喫し、入れ替え戦となる16位にまで順位を下げていたフォルトゥナの選手たちは、同様に4連敗で不調だった1.FC Kaiserslauternとの一戦を前に、非常に大きな重圧を感じていた。勝利が必須であり、残留争いには勝ち点3が義務付けられていたチームにとって、「状況は非常に難しいものだったが、監督は正しい言葉を投げかけてくれた」と説明したDemirbayは、1.FC Kaiserslauternとの試合の数日前に筋肉系の負傷から復帰し、当日のメンバー入りを果たすこととなっていた。

 

Funkel監督は試合前の記者会見でも、フォルトゥナのナンバーテンが90分間プレーすることは無理であることを示唆していたが、重要な選手であることは間違いなく、「彼はベンチから我々のことを救ってくれるかもしれない」と、試合の状況において違いを見せる可能性があることも口にしていた。そして指揮官は68分、Jean Zimmerが直接フリーキックを決めて1.FC Kaiserslauternが3-3の同点に追いついた場面でDemirbayをピッチに送り出すと、自身の言葉を証明することとなる。投入から1分後、左サイドからのセンタリングがDemirbayの足元にこぼれてくると、それを迷わず振り抜き相手ゴールに突き刺し、勝ち越しゴールを奪うことに成功し、アリーナは興奮に包まれた。

 

決勝点を決めた22歳のエースは、その直後にファンエリアへ向かって走ると、自身の胸のフォルトゥナロゴを叩いて示して見せた。「あれはとにかくエモーションだった。今日僕たちは、クラブのためにすべてを出し切った。1-0から1-1に追いつかれ、3-1から再び3-3にされてしまっていたわけで、決して簡単な状況ではなかった。しかしチームはその度に立ち上がり、決して諦めなかった。だから僕は、そのみんなの努力が報われたことをとても嬉しく思っている」と、自身の古巣であるクラブとの対戦を振り返ってコメントした。

 

4連敗という厳しい結果のあと、フォルトゥナはKaiserslauternを相手に確かな返答を示して見せた。そしてDemirbayも、「僕たちの進む道は選手とファンのみんながこの残留争いで力を合わせて一緒に歩んでのみ、達成することが出来るものだ。今日の勝利はみんなが一丸となって全力で戦った結果だ。この先の残りの試合も、今日の試合でチームとファンが示したものを維持していくことが大切だ」と、残り7試合でもみんなで力を合わせていくことの重要性を強調した。

2024 © Düsseldorfer Turn- und Sportverein Fortuna 1895 e.V. Monday, 29. April 2024 um 18:01 | Imprint | Data Protection | Cookie-Settings