「この状況に立ち向かい、それを乗り越えていくこと」
VfL Bochum戦に向けたMarco Kurz監督の記者会見。
今週は次の試合までの時間が非常に短い。VfL Bochum戦のタイムアップから72時間後には、次の対戦相手となるKarlsruher SCをESPRITアリーナに迎えることになる。残留争いの中にいるチームに対し、Marco Kurz監督はこの状況に立ち向かい、そして乗り越えることを要求している。そのためにはKSC戦で全力を尽くし、すべての面において結果を残すことが必要となる。
今季のブンデスリーガ2部順位表の下位1/3は非常に詰まってきているが、「もちろんBochum戦後は誰もが失望していた。しかしそれでも我々は強い意志を持って、ポジティブに考える必要がある」と切り出したMarco Kurz監督。「状況はより難しいものとなってしまっている。しかし我々はこの現実を受け止め、そして乗り越えていかなくてはならない」と続けた元プロサッカー選手である指揮官だが、この状況でもチームへの信頼を口にしている。その理由として、「選手たちがどれだけファイトしているかは、試合を見ていればわかる。メンタルが欠如しているなんてことは誰も言うことが出来ないと思う。それだけ我々はどの試合でも十分な走力を示してきている」と述べている。
その労力は、金曜日のKarlsruher SC戦(18:30キックオフ)で報われる必要がある。「KSCは非常に高い水準を維持している。ファイティングスピリッツに溢れ、とても安定したチームでもある」と相手チームへの敬意を示したKurz監督は、「相手がどのようなシステムで挑んでくるかは分からない。前節はツートップでプレーしていたが、Manuel Torresがいなかった。そういう意味でも今節の中盤には何らかの変化があるはずだ」と相手チームを分析しているが、対戦相手のことばかりに気を取られるつもりはない。「まず我々は自分たちに関してしっかりと集中する必要がある。相手に簡単にチャンスを与えるようなことがあってはならない。そのためにもミスを減らすことが不可欠となる」と続けた。
そのために今週には、Bochum戦に関する細かい試合分析が行われた。「我々は選手たちにミスをしっかりと示し、そしてそれを修正することを要求した。それによって今後のミスを減らさなくてはならない」と説明したKurz監督は、「どのような可能性があるか?この状況に怯えているようであれば、それは試合前から負けてしまっているだろうし、そうでなければ、この状況に立ち向かい、それを乗り越えていくことだ」と述べたが、そのためにチームはハードな忍耐力が求められることになる。
「最初から常に述べていることだが、それはとても難しいものになるだろう。しかし総合的に見れば、我々は目標を達成出来るものと確信している。我々はここ最近で2連敗を喫してしまったが、それでも目標は変えるつもりはない」という監督にとって、サポーターの支援は不可欠なものとなる。「これまでのようにファンの皆さんがチームを支えてくれることは、間違いなくチームの力になる。我々も皆さんに応援してもらえるように、しっかりとぱ戦っていくようにしていきたい」と、サポーターへの思いも口にした。
水曜日のトレーニングにはAlexander Madlungも復帰しており、「木曜日の練習をこなせるようであれば、金曜日の試合は出場可能となるだろう。それに対し、Christopher Avevorの出場は難しい。ミュンヘンでの試合で打撲を負ってしまっている。全体として、選手たちの疲れ具合にも気を使っていかなくてはならない」と、金曜日の選手起用にも慎重な姿勢を見せている。