「チームの中にはいい緊張感がある」
フォルトゥナでの初公式戦に挑むMarco Kurz監督。
土曜日の午後に2016年最初の公式戦を迎えるフォルトゥナだが、この試合は同時にMarco Kurz監督にとっても、フォルトゥナでの最初の試合ということになる。選手たちも、そして新指揮官も、1.FC Heidenheim戦(キックオフ13時)を待ち望んでいる。
まずKurz監督は、「ついにリーグが再開することを誰もが喜んでいる。」と強調し、「我々は今週、この試合に向けて非常に集中して良い準備を進めてきた。ホームで勝利スタートをすることが出来れば、それは素晴らしいことだ。チームの中にはこの数日間、非常にいい緊張があることを感じている。木曜日にはトレーニングの一部をESPRITアリーナの中で行ったが、スタジアムの中に入り、観客席を観ながらのトレーニングはとても良い気分だった。」とコメント。
土曜日の午後に行われる試合のときも、その感覚を感じてもらえるはずだ。この試合に向けて、すでに23000枚のチケットを販売したが、相手チームのファンはそのうち200枚だけどなる。「我々はこのデュッセルドルフに大きなアドバンテージを持っている。それはファンの皆さんだ。我々がここで戦っていく上で、ファンの皆さんのサポートが非常に重要になる。チームが燃え上がっているときには、ファンの皆さんにもそれについてきてほしい。ファンの方々との繋がりを強めていくということは、我々にとって非常に大事なことだと思っている。」
そのためにも、チームの選手たちがその準備が出来ているかどうかが重要となる。「私の中では情熱というものが常に必要だと思っている。」と述べた46歳の指揮官は、「それ以外には、コンパクトに戦うことが重要だ。もしフォワードが前線からプレスをかけるのであれば、ミッドフィルダーもディフェンダーも、それについていかなくてはならない。そうすることで全体の距離も縮まるし、試合の中での余分な力を使わないで済む。いずれにしても選手たちが自分たちのサッカーをすることが、私にとってはとても重要なことだ。」
1.FC Heidenheimは現在フォルトゥナよりも4位上に位置している。Kurz監督は対戦相手について、「Heidemheimは切り替えるスピードが非常に速い、とっても優れたチームだ。例えばMarc Schnattererのような選手には特に注意しなくてはならない。彼はサイドから効果的な攻撃を仕掛けてチャンスメークするだけでなく、素晴らしいフリーキックの技術も持っている。だからこそ、自陣での不要なファールは出来るだけ避けなくてはならない。」と分析している。
Emmanuel IyohaとMarcel Sobottkaの2選手は負傷のため、今週末の試合には出場できない。しかしそれ以外のすべての選手は、この試合に向けてしっかりと準備が出来ており、Kurz監督も、「メンバーを決定するのは容易ではなかった。」とコメントしている。