ピリピリ、ナーバス、ワクワク。
FC Augsburg戦に向けたFriedhelm Funkel監督の記者会見。
いよいよブンデスリーガの舞台にフォルトゥナが戻って来る。そしてデュッセルドルフにブンデスリーガが戻って来る。フォルトゥナは今週土曜日の開幕戦にて、ホームMerkur Spiel-ArenaにFC Augsburgを迎え撃つ。この一戦に向けての記者会見でFriedhelm Funkel監督は、対戦相手に対して最大限の敬意を示しながら、「このピリピリ感やナーバスになる感じ、そしてこのワクワク感を感じなくなったら、私はもう監督ではない」と、胸の内を明かしている。
「我々はこの最初の試合を非常に楽しみにしている」と笑顔で切り出した指揮官は、「これから経験できる瞬間を、我々は昨年から待ち望んでいた。我々は、フォルトゥナがブンデスリーガに所属するということが、この街にとってどういう意味かということをよく理解している」とコメント。
またこのシーズンに向けてハードな準備期間を過ごしてきたことを踏まえて、「選手たちは心身ともにフレッシュな状態だ。彼らはピッチで非常に高いパフォーマンスを疲労する準備が出来ている」と、自信をのぞかせている。
この一戦でどの選手を起用するかについて、いくつかのポジションについては土曜日のキックオフまで考える意向を示したが、その中でもゴールマウスにはMichael Rensingが入ることを明言している。この決定については、「Michael RensingとRaphael Wolfは同等のレベルにある。そういう中で、この決断を下すのは非常に難しかったが、最終的には自分の感覚に従った。RensingはAugsburg戦でゴールマウスを守るとともに、そこでよほどのことが起こらない限り、続けての試合でも、ピッチに立つことになるであろう」と、説明している。
そのほかの選手について、Oliver Fink、Havard Nielsenは、現在のところまだチーム練習には合流できてない。また、Adam Bodzek、Aymen Barkok、宇佐美貴史Takashi Usamiの3選手は、ほかの選手たちの行ってきたトレーニングを積む必要があるとしている。
その中でも特に宇佐美貴史に言及したFunkel監督は、「"Taka"は現在、追加トレーニングを重ねている段階にはいるが、日に日に良くなっている様子が見て取れる。おそらくあと2週間くらいでトップコンディションになるであろう」とコメントしている。
開幕戦となるAugsburg戦を前に、「我々は彼らに対し、最大限の敬意は持っているが、決して恐れてはいない」としているが、「Manuel Baum監督とStefan Reuterスポーツディレクターが成し遂げてきたことは、非常に明確である。その中でも特に忘れられないことは、2012/13シーズンの前期に勝ち点9点しか獲得できなかったにも関わらず、当時のMarkus Weinzierl監督を信用し、フォルトゥナに悔しい思いをさせる結果となった。あれは当時、非常に印象的な出来事だった。今の監督も同様にしっかりとサポートを受けていると思う」と、警戒心を強めている。
この一戦に向けて、これまでに38500枚を販売したフォルトゥナだが、「土曜日の15:30は、ファンにとって最高のキックオフの時間である。2部リーグ所属時代はキックオフの時間に度々苦言を呈してきたが、それはもう有り得ない。だからこそ、可能な限りスタジアムが満員になることを願っている。そのために選手たちは、昨年から準備期間、そしてドイツ杯1回戦でも出来る限りのことをしてきたつもりだ」と、更なるファンの来場への思いを口にしている。