Feyenoord Rotterdam相手に好ファイト。

いくつかの好機を活かせず、0-2で敗戦に。

フォルトゥナはオーストリアMaria Almキャンプでの3つ目のテストマッチを行い、0-2で敗戦した。ヨーロッパリーグ出場クラブであるオランダ1部Feyenoord Rotterdamを相手に、安定した戦いを見せたフォルトゥナだったが、試合は2点のビハインドを跳ね返せず、敗北を喫する結果となった。なおこの試合で、12日ぶりにOliver Finkが復帰を果たしている。

Dynamo Kiew戦同様、キックオフから攻勢にでたフォルトゥナは、早々の5分にチャンスを作る。まずはSercan SararerがDidier Ya Konanへラストパスを送り、ここからコーナーキックを得ると、それをChritian Gartnerがニアへ蹴り込み、Julian Kochが合わせる。しかしこれはFeyenoord-GK Vermeerがスーパーセーブを見せて、先制ゴールを奪うことは出来ない。さらにSararerが右サイドを突破して中央のJoel Pohjanpaloにセンタリング。しかしフィンランドストライカーのシュートは、相手DFにブロックされ、これもゴールネットを揺らすことは出来ない(11分)。

29分、相手の効果的な攻撃にフォルトゥナが自陣に押し込まれることに。そしてラストパスを受けたKazim-Richardsが素早くシュートを放ち、Michael Rensingが守るゴールネットを揺らすことに成功。この試合の先制点を奪われてしまう。その後も続けて好機を作ったオランダ勢だったが、これを凌いだフォルトゥナは、前半終了までに同点を目指して攻勢に出る。しかし最後の部分での精度を欠き、そのままハーフタイムを迎えることとなった。

 

Frank Kramer監督は後半から3つのポジション変更を行なう。Sararer、Karim Haggui、Pohjanpaloに替えて、Ihlas Bebou、Christian Strohdiek、Mike van Duinenの3人をピッチに送り出す。しかし再開早々は、オランダ代表のDirk Kuyt擁するFeyenoordが何度も好機を得る。これを凌いだフォルトゥナも、徐々に積極的に攻撃を仕掛け始めるが、前半同様にフィニッシュの精度を欠き、チャンスを活かしきれない。

そんな中、約60分が過ぎたところで、怪我のために12日間チームから離脱していたOliver Finkが、試合へのカムバックを果たす。するとそのFinkが早速好機を演出する。相手ゴールライン付近でボールを奪い返すと、中央のMichael Liendlにラストパス。しかし、惜しくもこれは繋がらずに、チャンスを逃してしまう。

試合の終盤、フォルトゥナがこの日最大のチャンスを作る。しかし、Liendlとvan Duinenを経由してパスをフリーで受けたTugrul Eratのシュートは、Feyenoord-GKが再び素晴らしいセービングに阻まれてしまう(79分)。するとその1分後の80分、逆にKarim El Ahmadiに追加点を奪われ、点差を2点に広げられてしまった。その後も相手ゴールを目指したフォルトゥナだったが、オランダ勢のディフェンスを崩しきることが出来ず、試合はそのままタイムアップを迎え、0-2の敗戦となった。

 

フォルトゥナにとっては、このオーストリアキャンプでの3試合で3つ目の敗戦となってしまったが、Dynamo Kiew戦、Feyenoord Rotterdam戦では、非常にポジティブなシーンを多く作ることが出来た。なおKramer監督は、オーストリアキャンプではあと3回のトレーニングを行ない、火曜日にデュッセルドルフに戻ってくることになる。

 

フォルトゥナメンバー:

Rensing – Akpoguma (61分 Schmitz), Bodzek, Haggui (46分 Strohdiek), Schauerte (85分 Duman) – Sararer (46分 Bebou), Koch (73分 Ajani), Gartner (61分 Fink), Bellinghausen (71分 Erat) – Ya Konan (61分 Liendl), Pohjanpalo (46分 Van Duinen)

 

得点者:

0:1 Kazim-Richards (29分)

0:2 El Ahmadi (80分)

 

観客数:

1.000人