1ミリオンユーロ超えの黒字に。
Paul Jägerファイナンス役員が、2013/14シーズンの会計報告。
10月30日に、ISS DOMEにて、今年のフォルトゥナ会員総会が開催される。ここで、役員会より発表されるが、2013/14シーズンは1ミリオンユーロを越える黒字を計上したことが報告されることになる。
フォルトゥナのDr. Dirk Kall会長は、「まず我々は、(昨季途中まで)役員らであるPeter Frymuth氏、Wolf Werner氏、そしてThomas Allofs氏らの功績を忘れてはいけない」とコメント。また、Paul Jägerファイナンス役員によると、2013/14シーズンは1ミリオンユーロを越える黒字となり、これにより、クラブ資産は4,867ミリオンユーロとなることを報告した。また、「これは非常に大切な基盤となる。これによりクラブは安定した経営を行なっていくことが出来る(Paul Jäger役員)」と、クラブの現状に満足を示している。
Kall会長は、1部昇格を決めた2年前の2011/12シーズンとの比較として、「(2部所属だった当時より)25%増の純利益を上げ、21%増の売上を計上した。さらにクラブ資産を147%までに引き上げることにも成功している。これは素晴らしい成長と言えるだろう」と述べている。これに加えて、スポンサーからの収入も26%の上昇となっている。
これらにより、フォルトゥナはすべての分野においての改善を図ることが出来ている。「これにより我々は、次のステップとして、ブンデスリーガ1部に定着していくための、長期的なクラブ作りに着手していく。その上でこのような経済的な基盤は非常に重要な要素となる。近い将来、我々は様々な分野への投資を行ない、すべてを改善・向上させていくつもりである。それはトップチームであり、育成チームであり、そして施設の面でもある。これからに関してはすでに街側ともしっかりと話し合いが進められている(Kall会長)。」
「試合の結果は買うことは出来ない」と強調するKall会長は、重要なのは継続した投資を行なうことであるとしている。「もしトップチームだけに投資を行なったとしても、(1部へ)昇格出来るという保証はなく、もしそれに失敗した場合、続く年で資金が足りない状況に陥ってしまう」と、正しい形での投資の重要性を主張している。これに付け加える形で、「我々は突発的に資金を使うようなことはしない(Jäger役員)」と述べている。