スターティングメンバー：Hannover戦から3つのポジションを変更

キャプテンのAndre Hoffmannがイエローカードの累積で出場停止、Christoph Klarerは胃腸炎で欠場となったため、Daniel Thioune監督は前節のHannover戦からいくつかのポジション変更を強いられることに。この2人に加え、この試合はFernandes Netoがベンチスタート。その代わりにJordy de Wijs、Marcel Sobottka、Michal Karbownikの3人が先発に名を連ねた。

前半：Lauternの猛攻、Kownackiの先制点

試合は満員となったFritz-Walter-Stadionにて、ホームのKaiserslauternが良い立ち上がりを見せる。最初のチャンスは5分、Philipp KlementのフリーキックにBoris Tomiakが合わせるも、ここはゴールの枠を逸れていく。その直後には、Kenny Prince Redondoにゴール前でシュートを放たれるも、ここはFlorian Kastenmeierがセーブ (6分)。さらに2分後、Redondoに放たれたミドルシュートはゴール右へ (8分)。一方、フォルトゥナは立ち上がりこそFCKの圧力に押されたものの、徐々に自分たちの流れを取り戻し、最初のチャンスをものにして見せる。Dawid Kownackiがペナルティエリア外でボールを受けると、そこから相手ディフェンス3人の間をドリブルで突破し、右足の強烈なシュートをゴール左上に突き刺し、フォルトゥナが先制に成功 (18分)。

Zimmerにレッドカード

その数分後、相手チームが10人に。ロングボールの競り合いに勝ち、相手DFの裏に飛び出したFelix Klausが、相手チームで最後の1人となっていたJean Zimmerに倒されると、主審のMartin Petersen氏はVARの結果、Lauternのキャプテンにレッドカードを提示し、一発退場に (25分)。これで数的優位となったフォルトゥナが試合を優勢に進め、追加点を狙いにいく。39分、Emmanuel Iyohaが角度のないところからシュートを放つも、ここは僅かにゴール右へ。

後半：最後のところで精度を欠くフォルトゥナ

後半立ち上がり、追加点を奪いたいフォルトゥナが何度も惜しいシーンを作り出す。しかし、残念なことにアタッキングゾーンでの精度を欠いたことで、決定的なチャンスを作り出せない。一方、Kaiserslauternはカウンターで反撃に出てくる。すると、Terrence Boyd (54分)、Erik Durm (54分)と立て続けにシュートを放たれるも、ここはフォルトゥナの守護神Kastenmeierが立ちはだかり、相手に得点を与えない。60分、アペルカンプ真大のセンタリングは後少しのところでKlausに合わず。反対に相手がコーナーキックからBoydの放ったヘディングシュートもゴールの上を越えていく (62分)。

Kownackiのドッペルパック、Ginczekのダメ押しゴール

今シーズン最後の15分、フォルトゥナがついに追加点を奪って見せる。アペルカンプのパスにKlausが再び右サイドを抜け出すと、フリーのKlausはゴール前に走り込んだKownackiにラストパス。これをKownackiがしっかりと押し込んで2-0に (76分)。数的不利なこともあり、徐々に体力を消耗していく相手に対し、フォルトゥナがさらに畳み掛ける。そんな中、Thioune監督は選手交代を行い、Benjamin BöckleとFernandes Neto (71分)、内野貴史 (77分)を投入した後、78分にはDaniel Ginczek、そしてフォルトゥナで最後の試合となるRouwen Henningsをピッチへ送り出す。すると試合終了間際、そんなHenningsのスルーパスに抜け出したGinczekが、右足でゴールネットを揺らしてダメ押しゴールをマーク (89分)！これが決勝点となり、フォルトゥナが今シーズン最終戦を見事3-0の勝利で飾った。

リーグ4位でフィニッシュ

他会場でFC St. PauliがKarlsruher SCと1-1で引き分け、SC Paderbornが1. FC Nürnbergに敗れたため、フォルトゥナはリーグ4位で今シーズンを終えている！