Bericht

2022/08/27 | ニュース

「お前が試合を決められる!」

PKの裏側にあるストライカーたちの小さな物語

時々ほんの些細なシーンにチームスピリットが最も現れることがある。金曜日の夜、まさにそれがMerkur Spiel-Arenaで起きていた。フォルトゥナが1-0の状況でPKを獲得。その後、我々は昨シーズンと同じようなシーンを目の当たりにすることとなった。

それは、フォルトゥナが先制点を奪い1-0とリードした5分後の64分、Felix Klausがペナルティエリア内で倒され、PKを獲得した時のこと。Dawid KownackiとDaniel Ginczekの2人がPKスポットに立っていた。

 

Ginczekは「私たちはそこでお互いに目が合い、私が”俺が蹴る!”といった瞬間に、彼も同時に”俺が蹴る!”と言ったんです。私にとってはフォルトゥナでリーグ戦初のドッペルパックを決めるチャンスでした。しかし、Dawidは今日まだ得点を挙げていませんでした」とその時の状況を説明。

 

その際、Ginczekは頭の中で昨シーズンのワンシーンを思い出していたという。当時、PKを獲得した際、本来キッカーであるRouwen HenningsがGinczekにキッカーを譲り、そのPKでフォルトゥナでの初ゴールを決めていた。31歳のストライカーは「そのことが頭に浮かびました」と振り返り、Kownacki にキッカーを譲ることを決断する。「Dawidに”お前が試合を決められる。決めてくれるか?”と聞いたら、彼は”はい”と言ったんです。そして彼はその言葉通り、しっかりと決めてくれました」とコメント。

 

その直後、2人のストライカーは重要な2-0となるゴールを共に祝い、ホームでの勝利をグッと手繰り寄せていた。試合後、Daniel Thioune監督も「2人ともPKを蹴りたがっていましたが、我々が外から指示することなく、彼らは自分たちで話し合って解決策を見出しました」と、この2人を称賛。

 

そして、次のPKのキッカーを務めるのは誰なのかという質問に対してGinczekは、「もしかしたらまた私に順番が回ってくるかもしれませんね」と笑みを見せ、続けて「ただ、それが予想できないというのは間違いなくメリットだと思います」とコメントしている。

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